ヘアサロンの集客アップ!まつエク・ネイルサービスの導入

ヘアサロンの集客アップ!まつエク・ネイルサービスの導入

2022年9月22日

ヘアサロンを経営する上で、多くのお客を呼び込みたい、
空きスペースや時間を有効活用させたいという課題はつきものです。最近では2つの悩みを同時に解決すべく、
まつげエクステやネイルといった新たな美容サービスを導入するサロンが増えてきています。

そこで今回は、ヘアサロンでまつげエクステやネイルサービスを提供するために必要な準備や資格について説明します。

 

新サービスをヘアサロンで行う利点

 

現在、理美容サービスへの支出は2010年頃から徐々に減少しています。
便利な美容家電の普及を背景に、特にパーマ代への支出減少は大きいとされています。

支出は減っているのにも関わらず、今やヘアサロンはコンビニよりも店舗数が多いとされており、
売上をキープするには、顧客満足を高めるサービスを提供していく必要があります。

その中で、ヘアサロンの多くが取り入れているのがまつげエクステやネイルといった美容サービスの導入です。
もちろん、まつげエクステもネイルも専門のサロンが多く存在しています。
しかし、顧客の中には行き慣れたサロンで全ての施術を受けたいと思う人も多く存在します。

美容サービスを併設することで、客単価が上がり、ゆくゆくは新サービスのみでの集客も見込めるもメリットもあります。

 

ヘアサロンで美容サービスをはじめるには

 

自店の施術メニューにまつげエクステやネイルを取り入れるには、どのような準備が必要なのでしょうか。
ヘアサロンでこれらの事業をはじめるには大きく5つの準備が必要になってきます。

 

①コンセプトの設定

メニューにまつげエクステやネイルを追加することで、どのようなサロンを目指したいのか、ターゲットや提供メニューを考えます。
コンセプトを設定すると、スタッフや顧客に自店の特徴を理解してもらいやすくなるでしょう。
また、顧客の「待ち時間を有効活用したい」「馴染みのあるところで施術を受けたい」といった潜在ニーズを汲み取り、
ヘアメニューとの組み合わせで割引を行うなど、新たなセットメニューを定着させることで客単価や集客アップにつながります。

 

②スタッフの確保

スキルのある新規スタッフを雇用するのか、はたまた既存スタッフをアイリストやネイリストに育てるのか、確保の方法を考えます。
採用や教育を行う際には、流行り廃りのある美容業界で常に学び続ける姿勢があるかなど、適性を重視しましょう。

 

③施術場所の確保・整備

施術を行う空間づくりも需要な準備の1つです。
増改築を行う場合には大掛かりになりますが、空いているスペースを活用するのであれば比較的容易です。

注意したいのは、まつげエクステの施術場所です。まつげエクステでは、1時間近くずっと目を閉じているため、周囲の気配にも敏感になります。
声やドライヤーの音、カラー剤の匂いなどで気分を害さないような配慮も必要です。

 

④設備や道具の準備

施術用のベッドや照明器具、ネイル用具などといった設備の購入も必要です。
このとき、すでにヘアサロンで使用しているものが兼用できる場合は、設置場所の動線も考えましょう。

 

⑤運用マニュアルの明確化

マニュアルを作成し、実際のサービス運用をシミュレーションしましょう。
メニューや価格設定はもちろん、予約の取り方やシフトの組み方、接客スタイルまで細かく場面ごとの対応を想定して作成しましょう。

 

必要な資格やスキルとは

 

まつげエクステを施術するアイリストとして営業を行うには、美容師免許が必要です。
まつげパーマに関しても、美容師のみが施術できる技術です。

無資格者の施術による健康トラブルが多発した過去から、アイリストには安全で確実な技術が求められます。
また、2名以上のアイリストが在籍する場合には、最低1人以上が管理美容師免許の資格を保有していなくてはいけません。

管理美容師免許取得には、

①3年以上美容師の実務経験

②都道府県知事指定の講習会を受講するなどの諸条件があります。

 

管理美容師が退職してしまうことで資格保有者がおらず、営業できないということがないよう注意しましょう。

 

一方で、ネイルを施すネイリストには必要な資格の規定がありません。
しかし、保健所に登録している美容所で施術を行えるのは、美容師資格のある人に限られているのです。

このため、美容室でネイリストが施術する場合には技能検定試験で認定を受けたネイリストであっても、美容師資格が必須です。

 

また、アイリスト・ネイリストともに民間の検定試験が存在します。これらは必須条件ではありませんが、
顧客の安心やサロンの技術力を示す指標にもなるため、活用してもよいでしょう。

 

ヘアサロンにとって、新しいサービスを始めることは、スタッフやスペース、初期資金の確保など
多くの手間がかかります。しかし、ヘアサロンに来た顧客へ付加価値を提供することは、満足度や集客の面でプラスになるでしょう。

 

提供できるサービスの数を増やし、総合サロンとして拡大する可能性を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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