外国人観光客の心を掴むメニュー表の作り方とは?

外国人観光客の心を掴むメニュー表の作り方とは?

2023年1月5日

秋頃より、入国制限の見直しと円安の追い風を受け、外国人観光客が徐々に戻り始めていると感じます。
日本政府観光局の調査では、2022年10月の訪日外客数は49万8,600人とあり、これは前月の倍以上の数字です。
(2022年訪日外客数(総数)より)飲食店にとって外国人観光客の集客は売上アップにつながるチャンスですが、
増えつつある外国人のニーズに応えていくための工夫や対策が求められます。

そこで今回は、飲食店が準備しておきたい外国人観光客向けのメニュー表の作り方と注意点についてご紹介します。

 

外国人にも選びやすいメニュー

 

外国人観光客を呼び込むためにはわかりやすい・親切なメニュー表が必要です。
以下のようなアイディアを参考にメニューを組み立ててみましょう。

 

①文字だけでなく写真を掲載する

全てのメニューの写真を載せるようにしましょう。
視覚的に目を引くのはもちろんのこと、名前だけでは想像できない料理もイメージしやすくなります。

 

②オススメをあらかじめピックアップしておく

日本の飲食店に馴染みがなく、注文自体に悩むことも多いため、オススメのメニューを提示しておきましょう。
選択肢を絞ることで注文がしやすくなります。

 

③ナンバリングを行う

料理名の横にナンバリングをしておくと、オーダーする側も受ける側も確認がしやすくなります。
聞き間違いによるミスも減るため、スムーズに注文が通りやすくなるでしょう。

簡単ながら、双方にメリットが高い工夫なのでまずはここからはじめるのもオススメです。

 

④食べ方の説明を載せる

食べ方やマナーを先に伝えることで、厳しいイメージのある日本の料理にも挑戦しやすくなります。
あまり細かいところは気にせずにイラストなどを使って食べ方がわかるようにしましょう。

 

また、メニューだけでなく、トイレの場所や喫煙・禁煙などの注意書きも伝えなくてはいけません。
イラストを用いたPOPなどをわかりやすい場所に設置するなどして案内できるようにしておきましょう。
これは外国人だけでなく、日本人にも親切な工夫といえます。

 

食べてはいけない・食べられない食材を把握しておく

 

外国人観光客向けのメニュー表をつくる時には、
宗教上の理由から食べることが禁じられている食材についても知っておく必要があります。

たとえば、イスラム教では豚肉や豚から作ったハム・ソーセージ、ラードやアルコールが禁じられています。
ヒンドゥー教では、牛肉や豚肉、動物の骨を使ったエキス、バターやラードなどがタブーとされています。

自店のメニューの中で、これらの食材を使ったメニューを把握しておき、説明できるようにしておきましょう。

 

さらに、宗教以外に注意したいのがベジタリアン(菜食主義者)の方々です。
日本よりも海外の方が浸透している文化ですが、ベジタリアンの中にも複数のタイプがあります。

例えば、植物性食品のみを食べる人をヴィーガン、植物性食品と乳製品は食べるという人はラクト・ベジタリアンと呼ばれています。
サラダのドレッシングなどにも注意して、こちらも同様に説明できるようにしておきましょう。

 

日本とは異なる文化や価値観を持つ外国人観光客のニーズに応えるためには、
多様な視点で対策を講じる必要があります。飲食店にとっては負担になる部分もありますが、
外国人観光客を呼び込む施策は売上アップにも直  z結します。

今回ご紹介したメニュー表や店内案内のアイディアを参考に、自店にあった対策方法を確立してみてはいかがでしょうか。

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