子育て世代の美容師を支援!働きやすい美容室とは?

子育て世代の美容師を支援!働きやすい美容室とは?

2022年6月16日

産休や育休を経て、子育てと仕事を両立させている人は年々増加しています。
美容師も例外ではありませんが、技術職の場合は特にブランクがあることで復帰に向けて不安を多く感じるひとも少なくありません。
そこで今回は、子育てをしながら美容師として働きたい人を受け入れるためのサポートや職場環境のつくりかたについて考えて行きましょう。

 

育児中の美容師へ配慮できること

 

美容師の仕事は1度現場を離れると、感覚がつかめなくなったりトレンドやニーズの変化についていけなかったりと
復職時の心理的ハンディが多い傾向にあります。また、復帰後に育児との両立を考えると、
フルタイム勤務のみではなく時短や出勤日数の調整が必要になってきます。

 

まずは、雇用形態をパートやアルバイト、業務委託にすることで1日あたりの労働時間を減らしたり、
勤務日を減らしたりするなどしてみましょう。
育児と両立しやすい働き方を店と従業員でしっかり連携をとって決めることが重要です。
この際、子供の突発的な体調不良などの対応も決めておくと安心です。

 

店側の視点で言えば、自店の条件に合う人を探そうとなると、
どうしても子育て世代を積極的には採用しずらいようです。
しかし、子供が小さいうちはパート雇用で、
将来的にはフルタイム正社員として働いてもらう前提であれば経営や人材育成の面では長期的な計画が立てやすくなるというメリットもあります。

 

また最近では、子供がターゲットのキッズサロンや、介護施設や病院に出張する介護美容師のニーズも高まっており、
ひとことに美容師といってもさまざまな働き方も生まれてきました。
従業員のライフステージに合わせて働けるような働き方の選択肢を会社側が創り出すのもひとつの手でしょう。
まずは不安を減らすために店舗見学をしてもらい、
実際の雰囲気をみてもらうことや働く人にあってもらうなどして自分に合った働き方ができそうか感じてもらうところからはじめてみましょう。

 

子供と一緒に働ける美容室

 

このような背景がある中で、今注目されているのが“託児所付き美容室”です。
職場そのものに子供を預けられれば、預け先を探す大変さからも解放されます。
特に首都圏では、ベビーシッターが常駐していたり、保育園と連携していたりする店舗もあり、
子育て世代の働きやすさを打ち出す美容室も増えてきています。

 

従業員の育児と仕事の両立支援を目的とする『企業主導型保育所』は、認可外保育所という位置づけにはなりますが、
認可保育所と比較して運営の自由度が高いのが特徴です。

たとえば、保育時間や利用時間も比較的自由に設定可能なため、
美容室の営業時間に合わせて運営することができます。そうすれば、出退勤も子供と一緒にできますし、
業務中であっても子供の様子を確認できるようにしておけば、安心して仕事に取り組むことができるでしょう。

 

また、この企業主導型保育所は国が助成金制度を制定しており、
施設の運営費用の面でも、保育所設置に向けたハードルが低くなっています。
働く意欲のある人を積極採用するために、企業内の保育所運営はじめとした会社や店としてできるサポートを考えて行きましょう。

 

子育て世代を積極採用し、支援していくことで、働きながら子育てをするファミリー層にも親近感をもってもらえるかもしれません。
従業員が安心して働ける職場づくりは、人員を定着させ、接客やサービスの向上へもつながります。
美容業界全体で問題に取り組むことで人手不足解消や、育児と仕事の両立ができる職場づくりを目指していきましょう。

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