Suica・PASMO・PayPay・Line Pay…キャッシュレス決済の導入手数料・メリット・デメリット比較!

Suica・PASMO・PayPay・Line Pay…キャッシュレス決済の導入手数料・メリット・デメリット比較!

2021年4月15日

私たちの生活にすっかり定着してきた「キャッシュレス決済」
最近はキャッシュレス社会に対応するように、シンプル・軽量化したお財布も増えてきています。

お店を選択する際「キャッシュレス決済に対応している」ことが条件になっている人もおり、
店舗側もこれからは対応が必須となりそうです。

今回は、飲食店がキャッシュレス決済を導入するにあたって知っておくべきポイントを解説します。

 

飲食店のキャッシュレス対応は必須に

クレジットカードや、Suica・PASMOなどの交通系電子マネー、nanaco・PayPay・LINE Pay…
様々なサービスがありますが、ほとんどの人がどれか1つくらいは利用したことがあるでしょう。

キャッシュレス決済はキャンペーンやサービスの種類も豊富で、
支払い金額の何%かがポイントが還元されるなどお得な印象がありますが、
キャッシュレス決済を導入する店舗側にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

まずは店舗での導入に際して、比較すべきポイントについて説明します。

 

導入前にチェックしておきたい「手数料」

まず確認しておきたいのが、店側が手数料をいくら負担するかです。 相場としては大体以下のようになります。

 

交通系(Suica・PASMOなど)/コンビニ系(nanacoなど)の電子マネー決済

➡手数料 3~4%

例)1,000円のランチで(高く見積もったとして)1決済ごとに40円事業者に支払うイメージ

 

PayPay・LINE Payなどスマホアプリを使用したQR・バーコード決済

➡手数料 だいたい0~3%前後

 

上記2つのサービスを比較した場合は、QR・バーコード決済がより安い可能性もあります。
しかし、サービスを提供する会社によっては、それほど違いはないケースもあります。

一方、クレジットカードを使った決済手数料は、
業態規模によって相場が異なり、取引が多い大手であれば1%台のところもある一方、
個人経営の飲食店であれば、相場は4~7%前後と比較的高めです。

1,000円のランチで換算すると、1食1決済で40~70円の手数料を支払うことになります。

クレジットカードの決済手数料の高さは一見デメリットに思われますが、
クレジットカードは高額な買い物に使われる傾向がありますので、
自店のサービスやお客様の平均的な利用金額などを考慮して、
高額の支払いがある可能性のある店舗ではやはりクレジットカードの支払いに対応しておいた方がよいでしょう。

反対に、スマホ世代の若者をターゲットとする軽食やファストフード系の店舗では、
手数料の低いPayPayやLINE Payなどの利用に対応するとよいかもしれません。

交通系電子マネーも持っている人が多く、
お店の回転率が高い時間帯にレジ前の行列ができにくくなるというメリットがあります。

それでは、以下にそれぞれの導入方法をまとめます。

 

■電子マネー (Suica・PASMO・nanaco 等)

電子マネーの代表選手、Suicaであれば、JR東日本の代理店と契約し、Suicaのみを導入する方法もあります。

しかし、契約前に審査があるなど単体で導入するにはややハードルが高いので、
小規模な事業者であれば他の電子マネー決済もできる「マルチ電子マネー決済端末」を
提供している事業者と契約したり、モバイル決済を導入するなどの方が確実かもしれません。

こちらも、決済端末の代金や、月々の契約料がかかってきます。
事業者によって初期費用や運用コストが少しずつ異なり、
費用の発生も決済ごとなのか月額なのかの違いもあるので、
店舗の規模に適したものを探してみるとよいでしょう。

 

■QRコード・バーコード決済

スマホを利用するQR・バーコード決済は、
個人同士の金銭のやりとりにも利用できることからユーザーが多く、
手数料が無料のこともあるのが最大のメリットです。

事業者にもよりますが、たとえばPayPayであれば、導入コストや手数料は低めです。
現在は、期限つきではあるものの、初期導入費用、決済手数料、入金手数料がすべて0円です。
QRコード決済サービスについても、提供事業者が多く存在するため、どの会社を選ぶかはよく検討しましょう。

 

■クレジットカード

クレジットカードを導入する際には、読み取り用の端末機器やシステム導入の代金、
サービス利用料などの月額費用が必要になります。
カードの読み取り機器については、
据え置き型のものであれば10万円程度のものが多く、初期投資として考慮する必要があります。

カードの読み取りをモバイル決済方式にすれば、
スマホやタブレットにアプリを入れて、簡易的な装置で読み込むような形で費用を抑えることもできますが、
データ通信料が固定費としてかかってきます。

サービス提供会社によってはこれらが無料になる導入プラン等が用意されているので、
比べて検討するとよいでしょう。

日本はキャッシュレス化が遅れているともいわれますが着実に広がってはきており、
外国に目を向ければ、もはやキャッシュレスが当たり前になった国もあります。
ぜひ自店に合ったキャッシュレス決済を検討してみてはどうでしょうか。

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