なぜ高い?離職・転職率 美容師の職業定着率UPのために経営者ができること

なぜ高い?離職・転職率 美容師の職業定着率UPのために経営者ができること

2021年2月4日

美容師免許を取得する人は毎年2万人いると言われています。
その多くが美容業界へ羽ばたいていますが、離職する人も多いのが現実です。
故人の技術や体力がものをいう厳しい業界ですが、離職率を下げるために経営者ができることもありそうです。

今回は、従業員の離職率を下げるためにどのような対策がとれるのかを考えてみます。

目立つ離職理由

実際に美容業界に就職した新人さんが離職していく理由としては以下のものが目立ちます。
・労働時間が長く、給与が安い
・勤務条件があわない
・手荒れや薬剤によるアレルギー反応
・腱鞘炎、膀胱炎、腰痛…などの体調不良

美容業界の新人さんは、日中の立ち仕事に加え、
技術を磨くための個人的な練習や店舗の雑用等、体力的にもきつい日々が続くでしょう。
労働時間に比べ、給与が見合わないと感じる人も少なくないかもしれません。
基本的に土日や祝日も働く業界ですから、友人と休みが合わないことも最初は辛いかもしれません。
こうした期間を乗り越え、1人前になるまでは経営者や先輩ができるだけ新人の声を聞き、
悩みやメンタル面のケアをできる時間をとりましょう。

また、洗髪や、髪を染めたりパーマをかけたり…と、日常的に薬剤に触れることで手荒れをしてしまったり、
1日中の立ち仕事で腰痛や職業柄、腱鞘炎や膀胱炎を発症してしまうなど、
体調面に支障をきたしてしまう場合も同様に、新人さんの声を聞き、
改善点を店舗全体で考えるなど、寄り添ってあげることが大切です。

華やかなイメージの強い美容業界ですが、実際は体力的にも精神的にもとても厳しい世界。
インターン時や、就職面接の際にその点を隠さず伝え、心構えをしっかり持ってもらったり、
定期的に面談の時間をとるなど、普段から信頼関係をつくっておくことも離職率を下げることにつながるでしょう。

厳しい業界だからこそ、大切な仲間が少しでも長く働いていけるようサポートし、
職場や労働環境など改善できるところは一緒に考えながら改善して、
美容業界全体の離職率を下げていきましょう。

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